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2005年 02月 18日
私のひそかな楽しみ。
それは俊きちが床屋に行ったあとの 襟足を見ること、さわること。 アリがきちっと列をなして歩いた跡のように、 美しい襟足を見るたびに、 我が子と我が床屋を誇りに思います。 俊きちの床屋のおじちゃんは職人です。 見た目は社交ダンス教師。 いつも鮮やか青のワイシャツに黄色のネクタイ姿で、 小粋なステップを踏みながら髪をカットします。 ここのおばちゃんのことも、書かずにはいられません。 おばちゃんはパンチパーマ。 これ以上ない短い髪なのに、 「今ままで今が一番髪が長い」などと言って私を驚かせます。 このご夫妻は、話術の達人です。 俊きち相手に、それは見事に話題を引き出していきます。 俊きちは魔法にかかったように、 「最近のオレ」や「休日の過ごし方」、「おばあちゃんちの楽しみ」や 「バレンタイン玉砕情報」についてしゃべっています。 そうこうしてるうちに、髪を切り終わったダンス講師のおじちゃんは、 無駄にジャンプをしながら、手なおしに入ります。 手なおしが終わると、お約束の「男の香水」をつけてくれます。 俊きちはこれをつけてもらうのが大好き。 だって「男の香水」だもん。 夜、頭を洗うように言うと 「男の香水が落ちたらどうするとよ」と必ず言い返す俊きち。 「どうするとよ」と言われても・・・。
by sachiko0918
| 2005-02-18 20:04
| 日記
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