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2006年 12月 29日
精も根も尽き果てましたよ、あたしゃ。
今日は今年を締めくくる一大イベント、栗きんとんを作る日です。 結婚してからずっと雄山ママに教えてもらいながら一緒に作っていたけれど、 ここ3年は私が作って、お渡ししています。 だから本気と書いてマジになる。 まず、一番最初にすることは、銅のボウルを探すことです。 探したら、真っ黒になってるボウルにお酢を入れ、 ぐわんぐわん回します。 その時気をつけなきゃならないのは、 遠心力で自分がお酢まみれにならないことです。(注1) そこへお塩を入れます。 なぜかお塩入りお酢で磨くと、銅のお鍋はピカピカに変身します。 化学反応には勝てません。(注2) sachiko家のきんとんは、白花豆から作ります。 お豆をおとといから水につけ、 1時間かけてゆっくりと炊き、 やわらかくなったらざるにあげて、お湯を張ったボウルでこします。 それを繰り返すこと30回。 捨てるのは、皮だけになったお豆の方で、 ドロドロになったお湯の方は、袋状のさらしに入れて漉します。 中には、和菓子の餡が。 ここからが一番楽しい作業です。 つらかった漉し作業を忘れさせてくれる夢の時間へといざなってくれます。 胴のお鍋に砂糖水を入れて火にかけて、 さっきの餡を入れて練りこみます。 最後にお水に溶かした食紅を混ぜて、 うっすらピンクのきんとんのできあがり。 毎年シャンシャンと作るのに、 今年は最後の砂糖水を入れすぎて、 気がつけばお豆スープのごとくたっぷんたっぷんに。 こんな水だらけでいいのだろうか? ずっと煮てればいつか煮詰まるのか?! 心配になったママンに電話。 「大丈夫よ(笑)」笑っているのが気になりますが、 ぼんやりしている暇はない。 だってお鍋はたえずかき混ぜてなきゃいけないから! あんまり暇で寒いので、みんなに電話をする。 吉留さんとセシルと中野おばとDON。 みんな年末で忙しいみたいで、あんまり長く話せない。 かき混ぜること3時間。 (注3) 一番大好きな食紅入れを終えて、やっとできあがりました。 味見は数千回にのぼり、もう口の中甘くてしょうがありません。 ママン~~~待っててねー!!! 明日涼しい顔をして持って行くから。 みんなも以上の注意点に注意すれば、お豆きんとんができますよ。 おいしいから作ってみてね。
by sachiko0918
| 2006-12-29 18:50
| 日記
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